ZOOMオンライン
対面:東京
R ルネサンス音楽「デュファイの3声のモテットを楽しむ」
15世紀の巨匠ギヨーム・デュファイGuillaume Dufay (1398-1474) は3声部の麗しいモテットをいくつも作曲しました。この講座ではその中から何曲か選んで練習します。オンラインによる理論編では、計量記譜のおさらいをします。特に15世紀前半に一般的だった「三分割」系の記譜や複雑な連結符について様々な譜例にあたって理解を深めます。また、特にデュファイの楽曲が記された写本、練習する曲の構造、歌詞の意味と発音などを解説していきます。そして対面となる実践編で実際に声を合わせてそれらの曲を練習していきます。デュファイ特有の旋律の歌い方やリズム感の表し方、少人数の緻密なアンサンブルを学んで最終的には発表会に向けて曲を仕上げていきます。練習曲を挙げてありますが、受講者の声域など状況に応じて適宜変更の可能性はあります。記譜法の基本を習得された方が対象ですが、初めての方でも受講ご希望の方は記譜法解説動画「mRs 初めてのルネサンス音楽」をご覧頂くか、導入の講座「Rs 初めてのルネサンス音楽」をあらかじめ受講してください。
※理論編のみ、実践編のみをお申し込みいただくことも可能です。
※終了した理論編は動画で受講していただくことが可能です。
講座概要
実践編 9/2 10/14 11/18 12/2 2024/1/13 2/3
発表会 2024/2/12(月・祝)
理論編4回 12,000円
実践編6回と発表会 21,000円 ※受付を終了いたしました。
各回のテーマ
理論編 4回(Zoomによるオンライン講座)
第1回(5/20) アルス・ノーヴァの基本4メンスーラをきちんとおさえておこう ※終了しました。
第2回(6/24) 神聖にしてやっかいな三分割のメンスーラ ※終了しました。
第3回(7/8) みんな苦手、連結符「リガトゥーラ」を今度こそマスターしよう ※終了しました。
第4回(8/5) グレゴリオ聖歌とポリフォニーの絶妙な関係 ※終了しました。
実践編 6回(対面講座)
第5回(9/2) 第6回(10/14) 第7回(11/18) 第8回(12/2) 第9回(1/13) 第10回(2/3)
練習予定曲:
ギヨーム・デュファイ Guillaume Dufay (1398-1474)
「喜んでください、キリストの母であるおとめよ」"Gaude Virgo Mater Christi"
「私の魂は溶けてしまいました」"Anima mea liquefacta est"
「めでたし、おとめ」 "Ave Virgo" ほか
※現在「理論編」(動画受講)のみ、お申し込みを受け付けしております。
講師プロフィール
花井哲郎 (はない・てつろう)
古楽演奏家(オルガン、チェンバロ、指揮、声楽)。1996年に古楽声楽のスペシャリストによるア・カペラのグループ「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」を結成、グレゴリオ聖歌とルネサンス音楽の演奏を続け、これまでにジョスカン・デ・プレのモテットを全曲演奏、またミサ曲全集などをCD録音する。2005年以来声楽と器楽による「古楽アンサンブル コントラポント」のリーダーとして、主にバロック時代の宗教音楽を演奏、モンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」のライブ録音をリリースするほか、近年は室内楽などにも取り組む。2015年より長野県の原村で「はらむら古楽祭」を企画開催、古楽の新しい楽しみ方を提唱する。フランス・バロック宗教音楽を専門とする「合唱団フォンス・フローリス」指揮者、また様々な古楽アンサンブル、合唱団の指揮、指導を行う。「フォンス・フローリス古楽院」院長、国立音楽大学講師。
受講方法
※理論編は、Web会議システム Zoom(ズーム)を使ってオンラインで開催いたします。受講にはインターネット通信環境とパソコン(マイクとカメラ使用)あるいはスマホやタブレット(Wi-Fi推奨)が必要です。資料を示しますので大きめの画面が望ましいです。なおZoom講座は録画して受講者に配信いたしますので、当日欠席されても後日ご覧いただくことができます。
※実践編は、感染予防対策を施したうえで、対面で開催いたします。
※お申し込み受付後、受講方法、資料などを記載したメールをお送りいたします。お申し込み後2日以上たってもメールが届かない場合は、恐れ入りますが事務局までお問合せください。