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S ソルミゼーション入門
音程を揃えるための声楽的階名唱:グイドの手の発想と実践〜17世紀イタリアを中心に
「典礼に臨む前にムジカ・フィクタや歌詞の割り振りを確認せよ、ずっと音がズレているような人には、みんなより少し遅れて入るよう促す、それもプライドを傷つけないように兄弟愛を持って指導し、聖歌隊のリーダーはみんなより強い良い声でメンバーを導きその声を下手な人が凌駕しないように」・・・このように実践的なグレゴリオ聖歌・歌唱指南において音程を揃えるための必須項目が階名唱でした。グイド式6音階名唱による階名に応じて、すべての音の内的情感と身体上の響きの位置を揃えることで「聖歌隊の歌う聖歌は一つの口からでている一つの旋律になる」・・・6音階名唱は17世紀南イタリアの修道院では聖歌の歌唱実践を支えていたのです。この階名唱とそこから見える旋法論は、グレゴリオ聖歌のみならず、バロック声楽の歌唱法や楽曲解釈、合唱指導の実践にすぐに活かせるでしょう。
講座概要
各回のテーマ
第1回(5/19) グイドの手と6音階名唱システム:音名と音階
第2回(5/26) 6音階の歌い方とその本質:17世紀イタリアの場合
第3回(6/2) 6音階で楽譜を読む:ラの上のファの魅力
第4回(6/9) グイドの手で分かる教会旋法:音程の種類・音階・朗唱音
第5回(6/16) 旋律に応用してみよう:ポリフォニーの楽しいパート練習
講師プロフィール
辻康介(つじ・こうすけ)
歌手。ソルミゼーション講座を東京・名古屋・仙台・大阪で開講、コーラス・カンパニーや聖グレゴリオの家などで教える。また、日本合唱指揮者協会、全日本合唱連盟、日本コダーイ協会、日本音楽学会、日本音楽教育学会のほか、愛知県立芸術大学や高校の教員のための研究会などに講師として招かれた。国立音楽大学楽理科卒、同大学研究所研修課程終了、イタリアに留学、ミラノ市立音楽院バロック声楽科2年専門課程終了。声楽を牧野正人、C.カヴィーナ、R.バルコーニらに、ルネサンス・ポリフォニーの演奏法と古楽の演奏理論をD.フラテッリらに師事。モンテヴェルディ「オルフェオ」や「イザナギとオルフェオ」(安田登構成・演出)のオルフェオ役など。様々な楽団(「南蛮ムジカ」「nemo concertato」「辻康介と葉山古楽婦人会」など)を主宰し古楽を中心とした多様な音楽活動を展開。合唱団Ogmios、葉山オグミオス児童合唱団指導者。日本コダーイ協会会員。
受講方法
※本講座は、Web会議システム「Zoom(ズーム)」を使ってオンラインで行います。
※講座の録画を受講者に配信いたしますので、当日欠席された場合でも後日視聴が可能です。
※お申し込み受付後、受講方法や資料に関するご案内メールをお送りします。
お申し込み後1週間以上経ってもメールが届かない場合は、お手数ですが事務局までお問い合わせください。
