Gn グレゴリオ聖歌入門

ZOOMオンライン

対面:東京

Gn グレゴリオ聖歌入門

前期(第1〜4回)はオンラインによる “理論編” です。グレゴリオ聖歌の歴史、聖歌が育まれた典礼、ネウマや旋法といった事項について、座学的に触れていきます。どんな経緯で「グレゴリオ」聖歌と呼ばれるようになったのか。グレゴリオ聖歌が歌われる祈りにはどのようなものがあるのか。聖歌の旋律にはどんな特徴があり、いつ頃からどのようにして記録に残るようになったのか。こういった内容を各回ごとに解説していきます。
後期(第5〜10回)は対面形式の “実践編” で、今年度のテーマである「聖週間」のグレゴリオ聖歌を扱います。他の受講生と空間や響きを共有しながら聖歌を歌うことは、オンラインでは決して得られない経験であるとともに、この共有の時間こそがグレゴリオ聖歌の学びに欠かせない要素と言えましょう。後期は、典礼の中心的役割を果たす「詩編唱」から初め、詩編唱とともに歌われる「アンティフォナ」、合唱曲としても有名なテキスト「いつくしみと愛のあるところ」"Ubi caritas" など、毎回テーマとなる聖歌を設定しながら進めていきます。最後の2回は、発表会に向けた練習がメインとなります。(クラスの進捗状況により、扱う聖歌は増減する可能性があります。)

※理論編のみ、実践編のみをお申し込みいただくことも可能です。(実践編のみ受講希望の方は、グレゴリオ聖歌について既に学習経験がある方を対象とします。)
※終了した理論編は動画で受講していただくことが可能です。

講座概要

講座名
Gn グレゴリオ聖歌入門(全10回)
受講方法
Zoomオンライン&対面:東京
講師
渡辺研一郎
曜日・時間
土曜 10:00-12:00
日程
理論編 2024/4/6 5/11 6/8 7/13
実践編 9/7 10/12 11/9 12/7 2025/1/11 2/1
発表会 2025/2/11(火・祝)
対面講座会場
えびらホール(東急池上線・大井町線 旗の台駅より 徒歩6分)予定
受講料(税込)
全10回と発表会 33,000円
理論編4回 13,000円
実践編6回と発表会 23,000円 
アーカイブ動画
理論編のみあり 視聴期間2025年3月31日まで

各回のテーマ

理論編 4回(Zoomあるいは配信動画によるオンライン講座)
第1回(4/6)グレゴリオ聖歌史概論 〜「グレゴリオ」の由来、記譜の変遷
第2回(5/11)グレゴリオ聖歌と典礼 〜聖務日課とミサ
第3回(6/8)グレゴリオ聖歌とネウマ 〜ザンクト・ガレン系ネウマについて
第4回(7/13)グレゴリオ聖歌と旋法 〜フィナリス、テノール、アンビトゥス
※終了した理論編は動画で受講していただくことが可能です。

実践編 6回(対面講座)
第5回(9/7)聖土曜日 夜課の詩編唱 1 〜詩編23とアンティフォナ「とこしえの門よ」"Elevamini"
第6回(10/12)聖土曜日 夜課の詩編唱 2 〜詩編29とアンティフォナ「主よ、あなたは私の魂を」"Domine, abstraxisti"
第7回(11/9)聖木曜日 主の晩餐の夕べのミサ 1 〜奉納唱「慈しみと愛のあるところ」"Ubi caritas"
第8回(12/7)聖木曜日 主の晩餐の夕べのミサ 2 〜拝領唱「これはからだである」"Hoc corpus"
第9回(1/11)発表会に向けて 1
第10回(2/1)発表会に向けて 2

講師プロフィール

渡辺研一郎(わたなべ・けんいちろう)
渡辺研一郎(わたなべ・けんいちろう)

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東京藝術大学院音楽研究科修士課程音楽学専攻修了。グレゴリオ聖歌の初期の記譜法である「譜線無しネウマ」に関する研究論文により修士号取得。2014年、ヴァーツ(ハンガリー)において第6回国際グレゴリオ聖歌フェスティバルに出演、一部ソリストを担当。2023年、ソレム修道院(フランス)およびティニエツ修道院(ポーランド)に滞在、グレゴリオ聖歌による日々の聖務日課・ミサに出席。ピアノを小倉郁子、志村泉、林苑子、E.D.ヴァイスハールら、クラヴィコードを高橋尚子、中世・ルネサンス期の教会音楽の演奏法を花井哲郎、声楽を花井尚美の各氏に師事。現在、アルベルネユーゲントコール、立教トリニティコール、行徳混声合唱団、混声合唱団「水曜会」、等の指導者・ピアニスト。田村幸代の1stアルバム『秋光』にピアニストとして参加。歌い手としては、ヴォーカル・アンサンブル カペラ、サリクス・カンマーコア、vocalconsort initium、emulsion、等のメンバー。日本グレゴリオ聖歌学会会員。ソロプロジェクト「spin notes」で公演を行う。同名のYouTubeチャンネルでは、“響きを見る” をコンセプトに、真っ白な画面上で即興演奏の録音をアップしている。

受講方法

※理論編は、Web会議システム Zoom(ズーム)を使ってオンラインで開催いたします。受講にはインターネット通信環境とパソコン(マイクとカメラ使用)あるいはスマホやタブレット(Wi-Fi推奨)が必要です。資料を示しますので大きめの画面が望ましいです。なおZoom講座は録画して受講者に配信いたしますので、当日欠席されても後日ご覧いただくことができます。なお、講師の都合により「動画配信」での受講となる場合がありますことを予めご了承ください。
※実践編は、対面で開催いたします。
※お申し込み受付後、受講方法、資料などを記載したメールをお送りいたします。お申し込み後2日以上たってもメールが届かない場合は、恐れ入りますが事務局までお問合せください。