ZOOMオンライン
対面:東京
G グレゴリオ聖歌に親しむ
グレゴリオ聖歌の基本をひととおり学んだ方のための講座です。前期の4回はオンラインによる理論編で、10世紀に作られた写本に基づいて、グレゴリオ聖歌の最古の記譜法「ネウマ譜」を徹底的に学びます。各記号の特徴、曲の中での役割、旋法や歌詞との関連などを細かく見ていきます。後期の対面による実践編では、実際に皆さんで声を合わせながら、前期に学んだネウマによる歌唱法を、主に聖母の祝日のための聖歌に応用して練習します。特に演奏、解釈の難しい昇階唱 Graduale や奉納唱 Offertorium を中心に取り組みます。また同時に、トロープス tropus と呼ばれる挿入句が加えられたミサ通常唱や、15世紀に新たに作曲されたルネサンス時代の珍しい単旋律聖歌も歌ってみましょう。各回のテーマを挙げますが、練習曲は1回のみではなく、継続して練習していきます。
※理論編のみ、実践編のみをお申し込みいただくことも可能です。
※終了した理論編は動画で受講していただくことが可能です。
講座概要
実践編 9/23 10/21 11/11 12/9 2024/1/20 2/10
発表会 2024/2/12(月・祝)
理論編4回 12,000円
実践編6回と発表会 21,000円 ※受付を終了いたしました。
各回のテーマ
理論編 4回(Zoomによるオンライン講座)
第1回(4/15) ザンクト・ガレンのネウマ全体像を概観しよう ※終了しました。
第2回(5/6) ネウマは歌詞のために!そこに歌心がある ※終了しました。
第3回(6/17) 教会旋法の理解を助けてくれるネウマ ※終了しました。
第4回(7/29) ランとザンクト・ガレンの微妙なネウマ関係 ※終了しました。
実践編 6回(対面講座)
第5回(9/23) 聖母の昇階唱、パッチワーク的な魅力 ※終了しました。
第6回(10/21) 聖母の奉納唱、忘れられた独唱節 ※終了しました。
第7回(11/11) ルネサンス時代の「グレゴリオ」聖歌 ※終了しました。
第8回(12/9) 聖母に特化したミサ通常唱 ※終了しました。
第9回(1/20) 発表会に向けた練習
第10回(2/10) 発表会に向けて演奏曲仕上げ
※現在「理論編」(動画受講)のみ、お申し込みを受け付けしております。
講師プロフィール
花井哲郎 (はない・てつろう)
古楽演奏家(オルガン、チェンバロ、指揮、声楽)。1996年に古楽声楽のスペシャリストによるア・カペラのグループ「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」を結成、グレゴリオ聖歌とルネサンス音楽の演奏を続け、これまでにジョスカン・デ・プレのモテットを全曲演奏、またミサ曲全集などをCD録音する。2005年以来声楽と器楽による「古楽アンサンブル コントラポント」のリーダーとして、主にバロック時代の宗教音楽を演奏、モンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」のライブ録音をリリースするほか、近年は室内楽などにも取り組む。2015年より長野県の原村で「はらむら古楽祭」を企画開催、古楽の新しい楽しみ方を提唱する。フランス・バロック宗教音楽を専門とする「合唱団フォンス・フローリス」指揮者、また様々な古楽アンサンブル、合唱団の指揮、指導を行う。「フォンス・フローリス古楽院」院長、国立音楽大学講師。
受講方法
※理論編は、Web会議システム Zoom(ズーム)を使ってオンラインで開催いたします。受講にはインターネット通信環境とパソコン(マイクとカメラ使用)あるいはスマホやタブレット(Wi-Fi推奨)が必要です。資料を示しますので大きめの画面が望ましいです。なおZoom講座は録画して受講者に配信いたしますので、当日欠席されても後日ご覧いただくことができます。
※実践編は、感染予防対策を施したうえで、対面で開催いたします。
※お申し込み受付後、受講方法、資料などを記載したメールをお送りいたします。お申し込み後2日以上たってもメールが届かない場合は、恐れ入りますが事務局までお問合せください。