受講方法変更のお知らせ

L 文学史講座「文学的表象としての中世ハープ〜宇宙の調和から宮廷風恋愛の寓意まで」の第1回の受講方法につきまして、都合により下記の通り変更となりましたのでお知らせいたします。

(変更前)Zoomオンライン(変更後)動画視聴

ご質問につきましては、メールでお受けして改めて回答差し上げるようにいたします。
第2回の受講方法につきましては、「Zoomオンライン」のまま変更ございません。
ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。

L 文学史講座「文学的表象としての中世ハープ〜宇宙の調和から宮廷風恋愛の寓意まで」

動画視聴

Zoomオンライン

L 文学史講座「文学的表象としての中世ハープ〜宇宙の調和から宮廷風恋愛の寓意まで」

ハープは中世の文学作品や写本図像のなかでもっとも頻繁に登場する楽器のひとつです。この講座では、中世の文学的伝統および図像学的伝統のなかでハープがどのように捉えられてきたかを、写本の図像や文学テクストを通して確認していきます。
※お好きな回のみをお申し込みいただくことも可能です。
※終了した回は動画で受講していただくことが可能です。

講座概要

講座名
L 文学史講座「文学的表象としての中世ハープ〜宇宙の調和から宮廷風恋愛の寓意まで」(全2回)
受講方法
動画視聴&Zoomオンライン
講師
片山幹生
曜日・時間
土曜 19:00-21:00
日程
2023/9/2(※この回のみ動画配信) 10/14
受講料(税込)
全2回 6,000円
各回 3,500円
アーカイブ動画
あり 視聴期間2024年3月31日まで

各回のテーマ

第1回(9/2) 「14世紀以前の中世ハープの表象」  ※終了しました。
祝宴の場面でジョングルールの演奏する楽器の列挙のなかで言及されるハープ、ダヴィデ王とオルフェウスという古代から継承された宗教的・神話的文脈のなかで寓意・教訓化されたハープ、ケルト起源の伝承を素材とするアーサー王物語群、トリスタンものなどの宮廷風騎士道物語で騎士や貴婦人が演奏するハープについてお話します。

第2回(10/14) 「マショーの長編詩の中に登場するハープ」 ※終了しました。
14世紀フランスを代表する詩人・音楽家であるギヨーム・ド・マショーの長編詩『ハープの賦』とマショーが自身で監修した写本の冒頭に置かれた長編詩『プロローグ』を取りあげます。『ハープの賦』は、詩人自身が語り手となって、自分が愛する貴婦人をハープにたとえて語るという趣向のテクストです。『プロローグ』は詩人であると同時に音楽家でもあるマショーの複合的アイデンティティが表明された重要なテクストです。マショーのテクストの他に、ハープの図像楽譜で有名なジャコブ・サンレーシュの《メロディのハープ》の歌詞、そして15世紀半ばの大押韻派を代表する詩人、ジャン・モリネが、ハープについて書いた二編の詩を読解する予定です。

講師プロフィール

片山幹生(かたやま・みきお)
片山幹生(かたやま・みきお)

早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。パリ第10ナンテール大学DEA課程修了。早稲田大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学などで非常勤講師。専門は中世フランス文学およびフランス演劇。論文として「タイトルに見る『葉陰の劇』の重層性」、「典礼から演劇へ : 典礼劇の言葉と音楽」、「《恋愛の誕生》をめぐる言説:シャルル・セニョボスの「神話」の形成について」、「フルリ写本『ラザロの復活』劇(作者不詳、12世紀):翻訳と註解」など。数年前から中世音楽・演劇に関わるイベントの企画・制作も行う。2021年にはレクチャー・コンサート「中世ハープのコスモロジー:ギヨーム・ド・マショー《ハープの賦》とその周辺」を主催した。

受講方法

※第1回は、講師が事前に録画した動画を視聴いただきます。配信日以降、視聴期間中、お好きな時間に何度でもご覧いただけます。
※第2回は、Web会議システム Zoom(ズーム)を使ってオンラインで開催いたします。受講にはインターネット通信環境とパソコン(マイクとカメラ使用)あるいはスマホやタブレット(Wi-Fi推奨)が必要です。資料を示しますので大きめの画面が望ましいです。なおZoom講座は録画して受講者に配信いたしますので、当日欠席されても後日ご覧いただくことができます。
※お申し込み受付後、受講方法、資料などを記載したメールをお送りいたします。お申し込み後2日以上たってもメールが届かない場合は、恐れ入りますが事務局までお問合せください。