フォンス・フローリス古楽シリーズ2023
 

フォンス・フローリス古楽シリーズ2023

 中世、ルネサンス、バロックにかけて花ひらいた豊かなフランスの音楽文化から、各時代の興味深い作品を取り上げ、それぞれの演奏スタイルにこだわったコンサートシリーズです。ご一緒に音楽の時間旅行をしてみませんか?

【お知らせ1】次回公演は「第6回 デュファイ祭」11月5日(日)16時開演です。デュファイ作品ばかりの楽しいひととき。ぜひおいでください。

【お知らせ2】「真実の物語 Le Voir Dit」は終了しました。ご来場くださいまして、まことにありがとうございました。
フォンス・フローリス古楽シリーズ2023-2 第6回デュファイ祭 チラシおもて面
 
フォンス・フローリス古楽シリーズ2023-2 第6回デュファイ祭 チラシうら面

フォンス・フローリス古楽シリーズ2023❷

第6回 デュファイ祭


11月5日(日)16時開演

(15時30分開場)

会場:大森福興教会

東京都東京都大田区山王2−12−10
(JR京浜東北線「大森」徒歩5分・駅西口正面の八景天祖神社前階段を登り左へ。Google Mapの経路は使えません)

主催 株式会社フォンス・フローリス
企画・共催 デュファイ祭プロジェクト(花井尚美)
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))独立行政法人日本芸術文化振興会


チケット料金

全席自由
前売り一般 4,000円(税込)
学生 2,500円(税込)
当日一般 4,500円(税込)


チケット取り扱い・お問い合わせ事務局

フォンス・フローリス 070-4123-0871(平日10時〜17時)
contact@fonsfloris.com



〜憂愁の美、デュファイの秋〜

ギヨームデュファイ(1397年8月5日〜1474年11月27日)
200曲余りの作品の中から、毎年宮廷風恋のシャンソンを中心に、あまり知られていない作品を含めて様々なデュファイの作品をお届けしていますが、今年は11月という時節に「エレミアの哀歌」と共に歌われる傑作「コンスタンティノープル聖母教会の嘆き」やバンショワへの追悼ではないかと思われるロンドー、などデュファイの祈るようなシャンソンもお聴きいただきます。
中世からルネサンスへの移行を担った才能溢れる作曲家の音楽を、様々な演奏家、形態でお楽しみください。

第一部 公募によるグループの演奏
第二部「デュファイの秋」コンサート


第一部 演奏予定曲

ギヨーム・デュファイ Guillaume du Fay (1397-1474)

「哀れにもわが身を嘆き」
"Je me complains piteusement"
「救い主を育てた母」
"Alma Redemptoris Mater"
「めでたしおとめ」
"Ave Virgo"
「聖霊よ、来てください」
"Veni Sancte Spiritus"
「祝福されし都 エルサレムよ」
"Urbs beata Jerusalem"
「王の御旗は進みゆき」
"Vexilla Regis prodeunt"


第二部 演奏予定曲

ギヨーム・デュファイ Guillaume du Fay (1397-1474)

「気高く優しい人よ、私はあなたを恐れ」
"Craindre vous vueil, douce dame pris"
「酷い痛手に打ち勝ったが」
"En triumphant de Cruel Deuil"
コンタンティノポリス聖母教会の嘆き
Lamentatio sanctae matris Ecclesiae Constantinopolitanae
「親しい友よ」
"Mon chier amy"
「私の優しい人を愛しているがために」
"Pour l'amour de ma doulce amye"


出演

花井尚美 歌  田尻健 歌
坪田一子 中世フィドル  矢野薫 ゴシック・ハープ


出演者プロフィール

【歌】花井尚美(ソプラノ)

 オランダ王立デン・ハーグ音楽院バロック声楽科、ブラバンド音楽院古楽声楽アンサンブル科(レベッカ・ステュワート氏による)をそれぞれソリスト・ディプロマを取得して卒業。オランダの様々なアンサンブルなどで活動後、日本ではヴォーカル・アンサンブル カペラでグレゴリオ聖歌とフランドルのポリフォニー音楽を長年に歌い、ジョスカン・デ・プレミサ全集を録音した。中世から現代まで一千年のシャンソンを歌っている。時々アラブやトルコの民族音楽も歌う。CD「デュファイ・ラメント」(アントネッロ共演)、毎年デュファイばかりを歌うデュファイ祭、女声アンサンブル・ド・リーフテ、ルクス・ヴィヴェンスなど主催。ヒルデガルトの聖歌を歌う naomi online salon を開催中。

【歌】田尻健 (テノール)

 熊本出身。関西学院大学法学部法律学科卒業。エリザベト音楽大学大学院音楽研究科宗教音楽専攻修士課程修了。フランスのオーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ地方音楽院バロック声楽のDEM(音楽研究資格)を取得。バロック音楽を中心に様々なコンサートやオペラに出演。ベアータ・ムジカ・トキエンシス、古楽アンサンブル コントラポントのメンバー。

【ゴシックハープ】矢野薫

 上野学園大学音楽学部器楽学科チェンバロ専攻卒業。チェンバロ、通奏低音を渡邊順生・西山まりえ・戸崎廣乃、室内楽を故大橋敏成、オルガンを小林英之、バロック・ハープを西山まりえ、初期バロック音楽を濱田芳通の各氏に師事。在学中よりソリスト及び通奏低音奏者として各地で演奏活動を行う。フランス、シャロン・アン・シャンパーニュ国際音楽祭、目白バ・ロック音楽祭【デビューリサイタル】等国内外の音楽祭に出演。現在、ソロ活動やアンサンブル《gmt》など小編成での演奏活動の他、大規模なオペラや宗教曲など様々な公演、レコーディングに、チェンバロやオルガン、ハープの通奏低音奏者として活動の場を広げている。

【中世フィドル】坪田一子 

 国立音楽大学楽理学科卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを神戸愉樹美氏に師事。コンソートやバロック・アンサンブルの他、中世フィーデルを演奏し活動の幅をひろげている。 上野学園中学校・高等学校、国立音楽大学非常勤講師。




フォンス・フローリス古楽シリーズ2023-1 真実の物語 Le Voir Dit チラシおもて面
 
フォンス・フローリス古楽シリーズ2023-1 真実の物語 Le Voir Dit チラシうら面

フォンス・フローリス古楽シリーズ2023❶

真実の物語
Le Voir Dit


5月13日(土)14時30分 開演

(14時開場)
ウェスレアン・ホーリネス
淀橋教会小原記念聖堂


主催 株式会社フォンス・フローリス
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))


チケット料金

全席自由
一般 4,500円(税込)
学生 2,500円(6席限定・税込)*事務局のみ取り扱い


チケット取り扱い

東京古典楽器センター 03-3952-5515

チケット取り扱い・お問い合わせ事務局
フォンス・フローリス 070-4123-0871(平日10時〜17時)
contact@fonsfloris.com



古フランス語の朗読と音楽で贈る
晩年のギヨーム・ド・マショーと若き恋人ペロンヌとの恋のお話。

語り、会話、手紙、そして多様な音楽の形式で。中世抒情詩の伝統的なテーマ「恋」を素材に、大作曲家マショー晩年の大作を今紐解きます!


演奏曲

ギヨーム・ド・マショー Guillaume de Machaut (ca.1300-1377)

「涙せよ、奥方よ」"Plourés, dames"
「17、5・・・」"Dis et sept, cinq"
「希望のレ」"Le lay de bonne esperance"
「嬉しくて楽しくて」"Gais et jolis" 他
※曲目は変更される場合があります


出演

ヴェスィエール ジョルジュ フランス語朗読
花井尚美 歌  田尻健 歌
矢野薫 ゴシック・ハープ  坪田一子 中世フィドル
立岩潤三 パーカッション


恋とは。生きることとは。マショーが問いかける『真実の物語(Le Voir Dit)』

 14世紀フランスの文学と音楽を牽引していったと言っても過言ではない詩人、ギヨーム・ド・マショー(ca.1300-1377)。吟遊詩人のトルバドゥールとトルヴェールの技法を継承しつつ、詩や曲の形式を独自に発展させました。その才能を遺憾無く発揮したのが晩年の力作、『真実の物語』(Le Voir Dit)です。物語は、高名のマショーに慕情を抱く高貴な乙女、ペロンヌ・ダルマンティエールとの恋愛を中心に進んでいきます。2人の間で交わされる書簡や、詩の交換といった文学的な文通の積み重ねが最終的に読者が読んでいる作品そのものを形作っていく、という点が他の作品と一線を画しています。『真実の物語』というタイトルは、ペロンヌ・ダルマンティエールとのやり取りに関して「嘘をつくことは絶対にない」("ja n'i mentirai")という強い思いからつけられた、と作品冒頭でマショーが説明しています。さて、マショーの理想の恋愛とは、どんなものだったのでしょうか。700年もの時を経て、今なお私たちに問いかけます。さあ、言葉と音楽の迷宮へ参りましょう。


出演者プロフィール

【朗読】ヴェスィエール ジョルジュ

 獨協大学フランス語学科専任講師。中世フランスの詩(トルバドゥール、トルヴェール)に関する研究の傍ら、フランス語で書かれた文学作品の朗読を、作家の有名・無名を問わず、積極的に行う。最近では、アルベール・カミュの作品の朗読を担当(2021年12月、第32回獨協大学インターナショナル・フォーラム「アルベール・カミュ:生きることへの愛」)。東京2020オリンピック開会式・閉会式では、フランス語MCとして出演。

【歌】花井尚美(ソプラノ)

 オランダ王立デン・ハーグ音楽院バロック声楽科、ブラバンド音楽院古楽声楽アンサンブル科(レベッカ・ステュワート氏による)をそれぞれソリスト・ディプロマを取得して卒業。オランダの様々なアンサンブルなどで活動後、日本ではヴォーカル・アンサンブル カペラでグレゴリオ聖歌とフランドルのポリフォニー音楽を長年に歌い、ジョスカン・デ・プレミサ全集を録音した。中世から現代まで一千年のシャンソンを歌っている。時々アラブやトルコの民族音楽も歌う。CD「デュファイ・ラメント」(アントネッロ共演)、毎年デュファイばかりを歌うデュファイ祭、女声アンサンブル・ド・リーフテ、ルクス・ヴィヴェンスなど主催。ヒルデガルトの聖歌を歌う naomi online salon を開催中。

【歌】田尻健 (テノール)

 熊本出身。関西学院大学法学部法律学科卒業。エリザベト音楽大学大学院音楽研究科宗教音楽専攻修士課程修了。フランスのオーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ地方音楽院バロック声楽のDEM(音楽研究資格)を取得。バロック音楽を中心に様々なコンサートやオペラに出演。ベアータ・ムジカ・トキエンシス、古楽アンサンブル コントラポントのメンバー。

【ゴシックハープ】矢野薫

 上野学園大学音楽学部器楽学科チェンバロ専攻卒業。チェンバロ、通奏低音を渡邊順生・西山まりえ・戸崎廣乃、室内楽を故大橋敏成、オルガンを小林英之、バロック・ハープを西山まりえ、初期バロック音楽を濱田芳通の各氏に師事。在学中よりソリスト及び通奏低音奏者として各地で演奏活動を行う。フランス、シャロン・アン・シャンパーニュ国際音楽祭、目白バ・ロック音楽祭【デビューリサイタル】等国内外の音楽祭に出演。現在、ソロ活動やアンサンブル《gmt》など小編成での演奏活動の他、大規模なオペラや宗教曲など様々な公演、レコーディングに、チェンバロやオルガン、ハープの通奏低音奏者として活動の場を広げている。

【中世フィドル】坪田一子 

 国立音楽大学楽理学科卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを神戸愉樹美氏に師事。コンソートやバロック・アンサンブルの他、中世フィーデルを演奏し活動の幅をひろげている。 上野学園中学校・高等学校、国立音楽大学非常勤講師。

【パーカッション】立岩潤三 

 中近東のダルブッカ/トンバク、各種フレームドラム等、各国の古典音楽やトラッドを演奏しつつも、その可能性を探るべく古楽、ジャズ/ロック、各種ダンス等とにコラボレーション等、幅広いジャンルへのアプローチを行っている。またそのスキルを活かした中近東/インド向けシンセのデモ作曲/データ制作も行う。2016年8月に初のパーカッションソロDVDを発売。近年モンテヴェルディやラモーのオペラでの打楽器も担当。



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