2017年度 関西講座

講座受講にあたり、入会金3,000円を申し受けます。(東京、関西いずれかで初年度一回のみ。その後、別の講座を受講する際に再度お支払いいただく必要はありません。)
会場は、特別入門講座(春期 3/11-12、夏期8/4-6)および8月がノワ・アコルデ音楽アートサロン(阪急宝塚線服部駅より徒歩5分)、それ以外はすべて「母の家ベテル(阪急神戸線御影駅より徒歩7分)」です。詳細は受講を申し込まれた方に別途お送りします。

関西

◆特別入門講座
 春期・夏期

ミサ固有唱を歌う

ミサ通常唱を歌う

受講料、準備講座、補講

申し込み、問い合わせ

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2017年のテーマ
ルネサンス音楽の巨匠イザーク

指導 花井哲郎
フォンス・フローリス古楽院は、西欧中世・ルネサンス・バロックの時代の音楽を、主に歌のアンサンブルを中心として実践する人たちのための学びの場です。
古い音楽にふさわしい発声の基本、記譜法、声と声のアンサンブル、言語の感覚、音楽史の知識、そして古い音楽の持つ深い霊性と高貴な精神性を、様々な楽曲を通して、ともに楽しみながら学んでいきましょう。)

2017年度はルネサンス時代の巨匠のひとりで没後500年記念の年を迎えるハインリヒ・イザークHeinrich Isaac (ca.1450/55-1517)の音楽を学びます。
イザークは「インスブルックよ、さようなら」が有名ですが、数多くのミサ曲、モテット、また世俗歌曲を作曲して、ルネサンスの巨匠ジョスカン・デ・プレと並び称された大作曲家です。イザークがグレゴリオ聖歌をもとにして作曲した壮麗なミサ曲と、ミサのためのモテットを、原曲のグレゴリオ聖歌と併せて学びます。いにしえより歌われてきた聖歌が、フランドルの対位法を駆使して美しいポリフォニーに組み上げられていった作品を、じっくり味わいながら歌っていきましょう。

また、春期と夏期の特別入門講座では、昨年に引き続きジョスカン・デ・プレのミサ曲に取り組みます。ルネサンス中期を代表する二人の大作曲家の作風の違いを堪能できることと思います。


特別入門講座

講師 花井哲郎
練習予定曲
グレゴリオ聖歌 聖母ミサのための聖歌
ジョスカン・デ・プレ ミサ《デ・ベアータ・ヴィルジネ》より
Josquin des Prez, Missa De beata virgine

この講座のみの受講も可能!

グレゴリオ聖歌とルネサンスの合唱音楽を2日あるいは3日間集中して学びます。簡単な解説はありますが、主に歌唱が中心の実践的な講座です。

グレゴリオ聖歌の入門として、さまざまな聖母の祝日で歌われるミサの聖歌を練習します。四線譜の読み方、教会旋法の説明から始め、10世紀の古ネウマも参考にしながら歌っていきます。そしてやはり聖母の祝日のためのポリフォニー(多声楽曲)のミサ曲を歌います。

ジョスカン・デ・プレが聖母ミサのグレゴリオ聖歌の旋律を使った名作ミサ《デ・ベアータ・ヴィルジネ》を練習します。そのなかから春は主にグロリア、夏はサンクトゥスとアニュス・デイを練習する予定です。

白色計量記譜法の入門を志す方、ルネサンス時代のフランス・フランドル的歌唱法、アンサンブルの醍醐味を味わいたい方、グレゴリオ聖歌が天才の手によってどのようにポリフォニー作品として作り上げられていくか知りたい方、などにうってつけの講座です。

合唱経験があり、一般的な合唱音楽の譜読みが自分でできる方が対象です。計量記譜法については始めに説明しますので、初めての方でも受講できます。
春期
日程:3/11(土)午前10時30分〜12時30分(計量記譜法の基本を解説する講座)
         午後1時30分〜5時30分
   3/12(日)午後1時30分〜5時30分
受講料:15,000円

夏期
日程:8/4(金)午後7時〜9時(計量記譜法の基本を解説する講座)
   8/5(土)午後1時30分〜5時30分
   8/6(日)午後1時30分〜5時30分
受講料:15,000円

会場 ノワ・アコルデ音楽アートサロン(阪急宝塚線「服部天神」駅より徒歩5分))

通年の講座
ミサ固有唱を歌う

講師:5月、7月、8月は安邨尚美、それ以外は花井哲郎
講座7回と総練習、発表会 土曜 午後2時〜5時
講座:4/1, 5/13, 6/3, 7/1, 8/26, 10/7, 10/28
11/11(土)発表会総練習 11/12(日)発表会

練習予定曲
グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
 ミサ固有唱 Proprium missae
 ハインリヒ・イザーク Heinrich Isaac (ca.1450/55-1517)
 『コラーリス・コンスタンティヌス』Choralis Constantinus より

西洋音楽の源泉である中世の単旋律聖歌「グレゴリオ聖歌」と、その聖歌から生まれ出て15世紀ルネサンスの時代にフランス・フランドルで花開いたポリフォニーを学ぶ講座です。
特に、聖歌隊によって歌われる高度な聖歌「ミサ固有唱」に、10世紀のネウマを解読しながら取り組みます。そしてその聖歌を元にしてイザークが作曲したポリフォニー作品を計量記譜によるコワイヤブックを用いて練習します。
ミサ通常唱を歌う

講師:5月、7月、8月は安邨尚美、それ以外は花井哲郎
講座7回と総練習、発表会 日曜 午後2時〜5時
講座:4/2, 5/14, 6/4, 7/2, 8/27, 10/8, 10/29
11/11(土)発表会総練習 11/12(日)発表会

練習予定曲
ハインリヒ・イザーク Heinrich Isaac (ca.1450/55-1517)
 荘厳ミサ Missa solenne

イザークはウィーンの宮廷などのために、グレゴリオ聖歌、あるいはオルガンの即興演奏と交互に歌うための素晴らしいミサ曲を多数作曲しました。復活祭のミサ、荘厳ミサ、天使のミサ、聖母のミサなどが4声から6声の作品として残されています。
今回はその中から荘厳ミサを取り上げ、その元になったグレゴリオ聖歌、また単旋律の様々なミサ通常唱(キリエに始まる、いわゆるミサ曲)を併せて学んでいきます。
受講料、準備講座、補講
対象:合唱経験があり、一般的な合唱音楽の譜読みが自分でできる方。
費用:2講座とも:一般 60,000円 学生 30,000円 いずれかひとつ:一般 40,000円 学生 20,000円

準備講座:
計量記譜法の基本を解説する準備講座です。記譜法が初めての方は必ず前もって受講するようにしてください。※参加できない初心者の方はアシスタントによる指導を別日程で設けますのでご相談ください
3月11日(土)午前10時30分〜12時30分 受講料:3,000円 会場:ノワ・アコルデ音楽アートサロン
自主練習:
正規の講座以外に、受講生有志による自主練習が企画され、講座の復習などが行われます。日程や会場は随時連絡されます。会場費実費1回200円程度が必要です。

申し込み、問い合わせ

申し込みにあたっては、下の申込必要事項を井上(ecclatin@icloud.com)までお知らせ下さい。折り返し申込受付の確認と、受講料の支払方法など詳細をご連絡いたします。
お問い合わせについても井上宛にお知らせください。

1. 申込日
2. お名前、ご住所、電話番号、メールアドレス
3. 古楽院受講は(初めて/過去に受講経験あり)
4. 受講希望講座名(一般/学生)、パート名
5. 備考
 ・初めて受講される方は、よろしければ音楽歴を簡単にお書きください。

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