演奏曲
トマス・ルイス・デ・ビクトリア「恐れるな、マリア」Ne timeas, Maria/Tomas Luis de Victoria (1548-1611)
トマス・ルイス・デ・ビクトリア「天の元后」Regina caeli/Tomas Luis de Victoria
ジョスカン・デ・プレ「喜んでください、キリストの母であるおとめよ」 Gaude virgo, Mater Christi/Josquin des Prez (ca.1450/55-1521)
ヤコブス・ファート「おお、なんと栄光に満ちた王国なのか」O quam gloriosum/Jacobus Vaet (ca.1529-1567)
ギヨーム・コストレー「恋人よバラを見に行きましょう」Mignonne, allons voir si la rose/Guillaume Costeley (ca.1530-1606)
クレマン・ジャヌカン「かわいいニンフ」Petite, nymphe folastre/Clement Janequin (ca.1485-after 1558)
クラウディオ・モンテヴェルディ「わたしは若い娘」 Io mi son giovinetta/Claudio Monteverdi (1567-1643)
オルランド・ディ・ラッソ「楽しいこだま」O la, o che bon eccho!/Orlando di Lasso (ca.1532-1594)
ヘンリー・パーセル「わたしの祈りを聞いてください」Hear my prayer/Henry Purcell (1659?-1695)
スティーブン・リーク「コンダリラ」Kondalilla/Stephen Leek (1959-)
フランシス・プーランク「わたしの魂は悲しみに満ち」 Tristis est anima mea/Francis Poulenc (1899-1963)
ソーラン節/北海道民謡(編曲:三善晃)
花/喜納晶吉 (編曲:信長貴富)
ほか
演奏会について
harmonia ensembleは、まだ音楽大学で勉強中の学生も多く含まれる、誕生して間もない新進気鋭の合唱団です。メンバー20人以上でありながら、音楽的なまとめ役としてのリーダーはいるものの、基本的に指揮者はおかずアンサンブルとして活動しています。一人の個性的な指導者に従っていくのではなく、各自が自主的にそれぞれの音楽の様式を学びながら曲を仕上げていくという、大変に高度なアプローチで、合唱団としてはユニークなスタイルです。しかしそれだからこそ、その音楽にふさわしい演奏が可能となるのであり、音楽の良さを引き出す、音楽そのものを聴かせることができるのではないかと思います。これはルネサンスの時代には当然の演奏方法であり、今回も特にその時代の作品を多くプログラムに組みました。しかし同時に、同じやり方で近現代の作品も取り上げることで、新しい形の合唱団としての可能性、方向性を示していきます。若さあふれる新鮮な響きをきっとお楽しみ頂けることと思います。
出演
演奏 harmonia ensemble
2009年4月に、World Youth Choir(世界青少年合唱団)に参加した経験のあるメンバーや、音楽大学に在籍する合唱経験の豊かな学生を中心にして結成された、高水準の合唱演奏を追求する室内合唱団です。指揮者を置かず、メンバー一人一人が自発的に音楽を作り、他のメンバーと意見を交わしあいながら、一つの音楽にまとめていくという独特のスタイルで活動しています。
扱う曲は、ルネサンスから現代までの合唱曲はもちろん、ジャンルにとらわれず、PopsやJazz、Folkloreの合唱作品も、積極的に取り上げています。これまでに定期演奏会や、スプリングコンサート、野外コンサート、クリスマスコンサートなどの演奏活動を行ってきました。2010年に行われた第63回全日本合唱コンクールでは、一般部門Aグループにおいて、金賞、ならびに兵庫県知事賞を受賞し、翌年3月に行われた第16回音楽都市こおりやま全国合唱祭に招待されました。また、2011年5月に行われた第40回フロリレージュ国際合唱コンクールにおいて、グランプリ(総合1位)・聴衆賞を獲得し、2012年4月にスロヴェニアで開催されるヨーロッパ・グランプリへの出場が決まっています。
公式サイト http://www.harmonia-ensemble.com/
お話 花井哲郎
古楽演奏家。「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」音楽監督として主にルネサンス・フランドルの宗教作品の演奏を続ける。古楽をレパートリーとするアンサンブル、合唱団、管弦楽団などを指導するほか、様々な講座の講師を務め、グレゴリオ聖歌、ルネサンス・バロックの宗教音楽の演奏と普及活動を行う。古楽アンサンブル「コントラポント」リーダー、フォンス・フローリス古楽院院長、国立音楽大学講師。harmonia ensembleには、2010年よりルネサンス音楽のレッスンをしている。
公式サイト http://www.fonsfloris.com/
チケット
料金(全自由席):前売 一般3,000円 学生2,000円* 当日 一般3,500円 *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
前売券取扱:トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
演奏会に関する問い合わせ
フォンス・フローリス 窪田 m-kubota@fonsfloris.com
主催 フォンス・フローリス 共催 harmonia ensemble
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